元公庫職員VTuberのみつきです
日本政策金融公庫(国民生活事業)で勤務した経験を活かして、中小企業や個人事業主向けに公庫から融資を受けるときに知っておきたいことを発信しています。
日本政策金融公庫で勤務していたころは融資審査業務や督促業務などを一通りしていました。
融資審査は幅広い業種を経験しました。
士業だけ切り取っても、幅広い士業さんの融資審査をさせてもらいました。
【僕が公庫職員として融資審査をした士業さん】
・弁護士
・司法書士
・弁理士
・行政書士
・公認会計士
・税理士
・社会保険労務士
・土地家屋調査士ぶっちゃけ士業の審査はやりやすい。
スキルがあり、試験を突破できるほどコツコツ積み上げることができる人が多いからかと思います。— みつき / 元公庫職員VTuber (@mitsuki1141) July 4, 2019
毎日事業者と面談し、1件は稟議を回して追加調査の注文をもらって修正して…という日々でした。
督促業務では返済が滞っている融資先へ電話、督促状の送付、事務所や自宅への訪問での返済督促、返済スケジュールを見直す“リスケ”の対応などが主でした。
- 電話で督促したら、逆ギレされて1時間近く説教をくらう
- 電話が繋がらないから、お店を訪問してみたらもぬけの殻
などはよくありました。
公庫を退職してからTwitterやYouTubeで発信を行ったことで、大手不動産投資メディアである楽待さんとコラボしてライブ配信もさせていただきました。
今後もコラボ動画を配信予定ですので、どうぞお楽しみに。
また税理士の大野先生と藏田先生と共同で「税理士向けの公庫融資支援コンサルティング」も始めさせてもらいました。
様々な人と共に取り組むことで、より多くの中小企業や個人事業主に僕の経験を踏まえた融資を受けるうえでの心得を届けることができています。感謝しています。
主な発信場所にはTwitter、YouTube、当サイトを使用しています。
このなかでもnoteは、日本政策金融公庫の融資Tipsというよりは「個人として感じていること」を発信しています。
VTuberになった経緯
最初は個別で相談に乗っていました
公庫を退職後は、創業間もない企業の営業サポートや資金調達サポート業務に携わっていました。そこで「昔の国金で勤務していました。」と伝えると、元公庫職員というのが珍しいため資本性ローンや創業融資に話が広がることが多かったです。
多くの経営者さんとそのような関わりを持つなかで、ある経営者から「お金払ってもいいから、みつきさんに提出書類を見てほしい。」と連絡をいただきました。いつも勉強させてもらっていることが多くあったので「書類をみるだけならお金はいらないですよ。」と無料で対応していました。
少しずつですが、それ以降同じような依頼をいただくようになったのです。
当時ボランティアとしてやっていたので、こちらからは積極的に営業せず、依頼があった場合に対応するスタイルでやっていました。肌感覚ですが、このときの融資通過率は9割は超えていたと思います。(※実際に融資申込をしたうちの融資通過の割合です。)
僕が着目する審査ポイントは実際の公庫の融資審査から大きく外れていないことが分かったのです。
きっかけは友人の一言
始まりはいつも突然です。
ある日友人と飲みにいったときに、友人が別アカウントでTwitterをしていると聞かされました。
その友人は食通で「食べログなどのサイトでは評価されていないが実は旨い店」を探すことが好きらしく、良いお店を見つけたらTwitterに投稿していたそうです。楽しみながらTwitterをしていると、次第に注目されるアカウントになったようでした。
そこで、VTuberみつきが生まれるきっかけとなった一言をもらったのです。
何かをはじめるきっかけなんて些細なことのほうが多いものです。
酔っぱらっていたこともありまして、「せっかくだから、やってみるか!」とあっさり決意しました。
友人と飲みにいったのが水曜日のことで、木曜・金曜で「YouTubeに競合がいるのか」「参入するならどのようなコンセプトでいこうか」をざっくり決めて、土日で“みつき”というキャラクターが誕生しました。
ブログを始めた理由
簡潔に言うと「ゼロから公庫融資の準備ができるようになる」ためのコンテンツが世の中にほとんどないからです。
日本政策金融公庫での勤務時代や“みつき”として発信活動してからも感じているのが、「少し頑張ればご自身の力で日本政策金融公庫から融資を受けることができる事業者が多くいる」ということです。
そして、このような事業者が融資支援サービスに成功報酬を支払うのは少しもったいないと感じるのです。
もちろん「書類準備の時間をお金で買ってしまいたい。」と考える事業者は、顧問税理士や融資支援サービス事業者を利用しても問題ありません。
ただ、融資書類の準備を一度経験することで事業を数字で把握する良いきっかけになりますし、何より一度融資通過の経験をしてしまえば、次回はかなり負担が軽く手続きが行えます。
融資する側を経験した者として、事業者には調達した資金は100%事業の立上げや拡大に使ってほしいです。
調達した資金を100%事業に使っていただきたいことを実現するためには「ゼロから公庫融資の準備ができるようになる」ためのコンテンツが必要だと感じたため、自身で可能な限り発信していこうと考えました。
このようなことを考えながら、みつきとして活動を始めておよそ1年経ったタイミングで、サイトを立ち上げることにしました。
中小企業や個人事業主がゼロから自身持って公庫へ申込ができるようになるコンテンツを、腰を据えて作ります。
動画にするか文章にするかは未定ですが、必ず『使えるもの』にします。— みつき / 元公庫職員VTuber (@mitsuki1141) May 14, 2020
すでにYouTubeチャンネルがありますが、動画は一度公開してしまうとコンテンツの修正ができないことが気がかりでした。
中小企業や個人事業主の皆さんに本当にお役に立てるコンテンツを作るには何度もブラッシュアップすることになろうと感じまして、テキストの形をとることにしました。
このサイトは、日本政策金融公庫について何も知らないところから申込書類の作成、面談の準備、契約書類の準備ができるようにコンテンツを発信していきます。
ご自身の状況に応じて、理解しておきたいところから順に読み進めてください。