融資までの流れ

【まずは相手を知る】申込~融資実行までの流れと注意点

事業者
日本政策金融公庫の融資を検討しているけど、どんな流れで進むのか分からない…

本記事でこのような疑問を解決できます。

本記事で分かること

  • 日本政策金融公庫の融資の流れがザックリ把握できる。
  • 融資までの流れで気をつけたいことが分かる。

申込

申込に必要な書類を把握

まずは申込にどのような書類が必要になるのか把握しましょう。

申込に必要な書類は、

  • 法人 or 個人事業主
  • 初めての申込なのかすでに日本政策金融公庫から借入があるのか

で異なります。

以下の表を参考にしてみてください。

:初めての申込、:すでに借入がある)

法人 個人事業主
借入申込書          
創業計画書        
企業概要書          
法人の登記簿謄本    
決算書一式(2期分)     
試算表(※決算後6ヶ月経過なら)     
確定申告書(2期分)     
関連企業の確定申告及び決算書          
見積書(設備資金を希望の場合)          
納税(法人税・事業税・消費税)が分かるもの          

最寄りの支店へ行っても同様な案内があり、日本政策金融公庫の書式の書類はその場でもらえますが、

  • わざわざ時間を割くのはもったいない
  • 誤りを修正テープ等で直すと見にくくなる

ことを考えれば、日本政策金融公庫HPから取得するのが得策です。

書類を作成

必要な書類を把握しましたら、書類を作成していきましょう。

実はこの書類作成がかなり重要です。

日本政策金融公庫との取引が初めての場合は、面談時間が1~1.5時間となっています。1~1.5時間は長いようで短く、アピールしたいことを伝えられずに面談が終わることも十分にあります。

そこで融資通過の分かれ道になるのが事前に提出した書類です。融資通過の可否に提出書類の内容が大きく関わっていることを覚えておきましょう。

また融資申込に限ったことではありませんが、直接書く場合は読み取れる字で書くようにしてください。

必要書類のなかでも特に時間を割いて作成したい書類が「創業計画書」と「企業概要書」になります。創業計画書と企業概要書の書き方と注意点は、以下の記事で紹介しています。

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書類を提出

書類が作成できましたら、日本政策金融公庫へそれらの書類を提出しましょう。

提出方法は、

  • 直接支店へ持ち込む
  • 郵送で提出する

のどちらかです。

書類の不備があるか心配、郵送で届くまでの時間すら惜しいという事業者は直接支店へ書類を持ち込むことをおすすめします。一方で、支店へ出向く時間を捻出できない、そこまで時間に追われていないのであれば、郵送で書類を提出するようにしましょう。

提出後は日本政策金融公庫内で申込受付の手続きをした後に審査担当者が決まります。

面談

担当者から電話

審査担当者が決定すると、担当者から借入申込書に記載した電話番号へ電話が掛かってきます。内容は支店での面談の日程調整です。

面談の所要時間は1~1.5時間ですので、これを踏まえたうえで日程調整を行うようにしましょう。

すでに日本政策金融公庫と取引があり一定の条件を満たしていると、電話でのヒアリングのみで終わることもあります。このパターンだと審査結果までのスピードがかなり上がりますので、融資を受けられたら遅れなく返済するようにしましょう。

面談前に準備すべきこと

担当者からの電話が来た後から、面談に向けて準備を進めていきましょう。

電話が来てから数日経つと日本政策金融公庫より郵送物があるはずです。中身は面談の日程の確認、担当者の名前などが書かれています。その中に「面談時に持参してほしい書類」の記載があります。

ここに記載されている書類を面談までに準備するようにしましょう。

持参依頼をされる書類は申込人ごとに様々ですが、よく求められる書類をまとめておきましたので参考にしてみてください。

よく求められる書類

  • 本人確認書類(運転免許証やパスポート)
  • 事業で使用する預金通帳(過去6ヶ月分が分かるもの)
  • 個人名義の預金通帳(過去6ヶ月が分かるもの)
  • 今後の売上高が分かる資料
  • 資格・免許が分かるもの
  • 不動産の賃貸契約書(事務所・自宅)
  • 借入金がある場合は返済額や借入残高が分かるもの

用意するだけのものがほとんどですので、スムーズに準備することができるかと思います。

面談を実施

いよいよ面談日となりました。書類の持参忘れがないか確認しましょう。

支店へ到着しましたら窓口の職員に融資面談に来たことを担当者に伝えてください。面談ブースに案内されます。

いよいよ面談となり緊張がピークに達するかと思います。このメディアで知識を身につけたあなたは他の事業者と比べれば入念な事前準備を行ったはずです。自信を持ちましょう!

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面談後も気を抜かずに

日本政策金融公庫を初めて利用する場合は、面談が終わるとあなたの事務所や工場、創業融資ならば店舗予定地へ担当者が訪問して調査を行います。

  • 申込時に提出した書類
  • 面談時でのヒアリング内容
  • 追加で持参した書類
  • 事務所や店舗予定地の実地調査
  • その他追加で提出した書類やヒアリング内容

を総合的に判断して、担当者が融資をするかしないかを決定しています。

箇条書きの最後にある通り、面談後にも追加資料をお願いされたり、電話で追加ヒアリングを行われることがあります。これは上司へ稟議を回して追加の調査事項が出てきたということだと考えられ、上司が納得する材料を担当者が集めてくれている証です。

担当者が可決の稟議を作れるように協力するようにしましょう。

契約

担当者から結果連絡

追加書類の提出のお願いや電話での追加の確認事項を経て、面談から1~2週間ほどで審査結果が出ます。

結果連絡は審査担当者から電話が掛かってきます。融資の可否にかかわらず、必ず電話で連絡を受けることになります。

融資が通過している場合は今後の契約手続きに関する説明が行われます。

このメディアを見てくださる事業者には融資審査に落ちてほしくはありませんが、残念ながら融資が断られた場合はここで公庫とのやり取りは終了となります。

次回の申込に生かすためにも「どこが審査のうえで課題だったのか」はできるかぎり確認しておくようにしましょう。

契約書類の準備

みごと融資が通過した場合は、担当者の結果連絡から数日で契約書類が郵送されてきます。

原則は同封されている返信用封筒で必要な書類を返送することになります。ここで不備があると書類の郵送のやり取りが発生してしまい、融資実行までに時間が掛かってしまいますので、不備がないか確認しながら進めていきましょう。

契約手続きで気をつけたいことはこちらの記事で紹介しています。

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着金を確認

不備なく書類が受理されると、指定した預金口座へ送金が行われます。

いつ頃着金するですが、公庫で不備の無い書類を受け取ってから約3営業日後と思っておきましょう。その後2週間程度で今後の返済予定表が郵送で送られてきますので、初回の返済から遅れてしまわないように注意しましょう。

流れを理解したらまずは申込書類の準備

以上が日本政策金融公庫へ融資を申込みしてから実行されるまでの大まかな流れになります。

一番スタンダードな融資までの流れを紹介していますが、

  • 税理士や認定支援機関を経由した申込
  • 商工会や商工会議所を経由するマル経融資の申込
  • 生活衛生同業組合の組合員向けの生活衛生貸付の申込

は、今回紹介した流れとは少し異なるものになります。

大まかな流れがつかめたところで、次は申込に必要な書類の準備から取り掛かりましょう。

申込前に理解してほしいことはこちらのカテゴリー「申込前の予備知識」で網羅しています。

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  • この記事を書いた人

みつき / 元公庫職員VTuber

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