本記事ではこのような疑問を解決できます。
本記事で分かること
- 創業時の資金調達には様々な手段がある。ベストな方法は公庫の創業融資!
- 創業融資がベストな理由
元公庫職員が感じる公庫融資のメリット・デメリットをまとめた記事もありますので、気になる方はこちらからどうぞ。
こちらもCHECK
-
日本政策金融公庫融資のメリット・デメリットまとめ
続きを見る
創業時の資金調達手段
思いつく限り挙げてみましたが、創業時にはこれだけ様々な手段が選択肢としてあります。
本記事のタイトルにもあるとおり最適な選択肢は公庫の創業融資なのですが、最も避けたい選択肢もあります。
それはビジネスローンです。
ビジネスローンは比較的借入がしやすいので、「とにかくすぐに行動に移したい!」という方が利用することが多いのですが、金利が非常に高いため返済負担が重くなります。
ビジネスローンで工面した資金ですぐに売上が上がり返済のメドが立つのであれば、利用価値はゼロではありません。
しかし、事業は軌道に乗るまで時間がかかることがほとんどですし、事業内容によってはすぐに売上が立ったとしても売上金の回収までに時間が掛かることもあります。
完済までに時間が掛かると返済期間が長くなることになりますので、金利の負担は大きくなります。
どんどん資金が減っていく中で返済負担は重くのしかかり、事業継続が困難になってしまうのです。
すぐに借入ができるところに目が向き、あまり考えずにビジネスローンを借りるのは得策ではありません。
公庫の創業融資がベストな理由
創業時の資金調達の選択肢、そのなかで最も避けたい手段について紹介しました。
ここからは公庫の創業融資が最適である理由を紹介していきます。
審査までの時間
まず1つは審査までの時間です。
公庫の融資は申込から融資実行までおよそ1ヶ月になります。
民間金融機関による創業融資がおよそ2〜3ヶ月ほどかかるので、公庫のほうが早く借入をすることができるのです。
エンジェル投資家やVCからの出資を受ける手段も比較的時間がかかるケースが多いですね。
一方で、クラウドファンディングは有名なものだと数分で目標金額を達成することもありますし、親族や知人からの借入もそこまで時間は掛からないので、借入までのスピードという点ではこれらの手段の方が公庫の創業融資よりも優位であると言えます。
無担保・無保証
2つめは、無担保・無保証であることです。
融資を受けるのが法人の場合、原則として代表者が連帯保証人になる必要がなく、万が一のときに代表者個人で責任を負わなくても良いようになっています。
公庫の創業融資は創業を後押しする仕組みであると言えます。
「そもそも代表者保証ってなに?」という場合は、代表者保証について動画で解説していますので、参考にしてみてください。
融資審査のハードルが比較的低い
最後の理由は、保証協会付きの民間金融機関からの融資や制度融資と比べて審査のハードルが低いことです。
これが創業時の資金調達でまずは公庫を利用すべきという一番の決め手です。
まだ事業を始めておらず実績がない中での融資というのは、金融機関からはリスクが大きく見えます。
融資しても事業がうまくいかなかったら、融資したお金がまるまる損になるので、事業が本当に軌道に乗るかどうかの見極めが難しいのです。
そのようななかで公庫は政府系金融機関という立場から、民間金融機関と比べると創業支援を積極的に行っています。
そして公庫から融資を受けたことで、あなたの事業に対してある程度信用があると判断され、民間金融機関からも融資を引っ張る確率を高めることに繋がります。
私の古巣をよいしょすることになりますが、こんな金融機関を使わない手はないです。
まとめ:公庫の創業融資をまずは検討しよう
本記事では創業するときの資金調達は公庫が一番であること、その理由についてご紹介しました。
資金調達の手段が多様化したため、どの選択肢が最適なのか判断がつきにくくなっています。
様々な利点を考慮すれば、まず検討すべきは公庫の創業融資になりますので、本サイトで公庫融資の準備を進めていきましょう。
また、公庫の創業融資を検討するなら必ず創業前に融資を受けるよう検討してください。
こちらもCHECK
-
創業融資を受けるタイミングは創業前がベスト
続きを見る