
本記事ではこのような疑問を解決できます。
本記事で分かること
- 審査担当者は書類以外に見ているポイントがある。
- ポイントは身なりと面談での対応
- あくまでこれらは審査の材料の1つ。一番重要なのは申込書類!
※申込書類が重要だと初めて知った方はこちらの記事から読むことをオススメします。
まずはこちらから
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『公庫融資で一番大事なものは面談』はウソです。
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審査担当者は様々なところから審査材料を集めている
審査担当者は、融資の可否を判断するためにできるだけ多くの材料を集めています。融資実行後に致命的な材料が発覚してしまっては、融資金がまるまる損失になってしまいます。

審査担当者はあなたが致命的なポイントを隠していないかを確認するため、様々な方法で情報を集めているのです。
例えば
- 申込人からの提出書類
- 個人信用情報の取得
- 顧問税理士や取引金融機関への側面調査 etc.
いろいろ書きましたが、このほかに申込人が意識していないところからも情報をキャッチしているのです。
書類以外でのポイントは面談にあり!
審査担当者は様々な方法であなたの情報を収集します。
そのなかで、今回はあなた次第で審査担当者の印象を変えることができるものをピックアップしてご紹介しています。
身なり
1つはあなたの身なりから審査担当者は情報を得ています。
公庫へ申込書類を提出した後、初めての融資の場合は必ず支店で面談を行います。
そこで申込書類に関する内容について聞かれることになるのですが、実は聴き取りと並行して審査担当者はあなたの身なりを見ています。
社会人としての身だしなみがしっかりしているのかは当然として、ここから得ている情報が他にもあります。
それはあなたの事業に対する覚悟や熱意を推測できます。
例えば、寿司屋や大工などの職人気質な事業の場合、仕事に対する姿勢が手に現れると思いませんか?
申込書類の内容や面談で話される言葉を審査担当者は鵜呑みしておらず、身なりを見て「事業に対する想いは本当なのだな」や「口だけなのだな」というのをチェックしています。
もう1つありまして、あなたのお金に対する感覚を推測できます。
業況が厳しいなか派手な装飾品などを身に付けていれば、「浪費が激しく、企業の会計もどんぶり勘定なのでは?」と審査担当者に疑いを持たせてしまう可能性があります。
どんぶり勘定だと「事業が今後も続いていくのか?融資金が社長個人の資金として利用されてしまうのでは?」という視点で懸念点が生じ、融資審査のうえでマイナス材料になり得るのです。

面談での対応
もう1つはあなたの面談での対応から審査担当者は情報を得ています。
支店での面談は基本的には代表者(個人事業主ならば本人)一人で行われます。支店によっては同席者も認められないところもあります。
これは、「小規模事業者ならば本人がすべて把握しているべき」と公庫は認識しているからです。
同席者が認められたとしても、審査担当者は代表者に質問を投げかけることになります。
事業についてどれだけ熟知しているのかを面談での受け答えで見て、経営者に必要な資質である事業に対する熱意や覚悟があるのか判断しているのです。
あくまで申込書類の準備が最優先
意識することで審査担当者により良い印象を与えられる項目についてご紹介しました。
ぜひ気をつけてほしいのは、ここで紹介した内容は最優先事項ではないです。
あくまで融資の審査で一番大事になるのは面談前に提出する申込書類です。
これから公庫融資の準備を始める場合は、まずは申込書類の作成に集中してください。
書類以外のポイントで良い印象を与えられたとしても、申込書類に懸念点があってしまっては融資通過から遠ざかる可能性が高まります。
まずは申込書類の準備に力を注ぎましょう!
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